神経がすり減る看護師の苦労

コミュニケーションの難しさ

看護師は1人1人異なる性格を持つ患者と1日中多く関わる中で、1人1人に対してよく理解して些細なことまで気にしながら対応する繊細さが求められます。もちろん中には難しい性格を持っている人もいるので、仕事に入らないような面倒な要求もあったりします。その中で上手なコミュニケーションを図ることができないと、それがストレスになったりすることもあります。そして女性の看護師であれば、男性の患者からセクハラ被害を受けることもあったりと、様々な相手に直接的に接するがゆえの苦労が絶えません。

夜勤とシフト制勤務

病棟病院で働く場合には日勤と夜勤を交代制で働くことが多いため、24時間体制で患者を診る必要があります。このような勤務体制から、朝に出勤して夕方に退勤するという働き方を常にすることは難しく、夕方に出勤して夜間の勤務を担当する日もあれば、夜中に出勤して朝に帰宅するという不規則な生活もついて回ります。
そして夜勤の存在と24時間体制で患者をサポートする体制からシフト制で回すことになるため、体調が悪いからといって急に休むということも難しいです。もちろんどうしても出勤が難しい場合は休むことも可能ですが、その分同じ日に働く看護師への負担はとても大きいものとなってしまいます。

命を扱うプレッシャー

看護師として働くということは病院で働くということですので、命に関わるような場面に多く接することがあります。職場にもよりますが、救急車で搬入される急患への対応や、亡くなってしまう患者を目の当たりにすることもあります。看護師の仕事を続けていれば、このような場面は他の仕事に比べて多く直面することになります。このように常に人の死を意識しながら働く職場なので、一層命を預かっているプレッシャーを感じます。そのため、患者が亡くなった時などに責任を感じて仕事のやる気が起きなくなってしまったり、強いストレスを感じてしまう看護師は少なくないようです。
このように命を扱っているプレッシャーを常に感じながら仕事をしていく際にはそれ相応のストレスが伴いますし、自分のやる気が起きなくても休むことは難しいのでリフレッシュする間もなく仕事をしなければならないということも多くあります。このような労働環境と仕事内容からストレスを強く受けながらも、他人の苦しみや痛みに寄り添う必要がある看護師は、看護師ならではの絶えない苦労がある職業ということが言えます。

• 医療職はどれも苦労が絶えない！